〈２回戦〉vs 応時スピリッツ　43対27　勝利

　伝統ある「応時スピリッツ」との対戦は、両チームの応援席の熱気が凄まじく、コーチの指示が選手に届かないほど白熱した試合になりました。前半は緊張による堅さが目立ちましたが、後半には激しいＤＦからの速攻が機能し、見事に勝利を収めることができました。相手チームの監督は、私が尊敬する畑中先生。試合後には、キャプテンがわざわざ試合のお礼を言いに来てくれて、「次も頑張ってください」との言葉を頂きました。心が育っているなぁ。こういうチームって素敵だなぁ。試合の勝ち負けだけにとらわれる指導者は心が貧しい。道を勘違いしないように今後も歩みたいと思いました。

〈３回戦〉vs フロンティア　35対58　敗北

　２年連続ベストエイトの強豪「フロンティア」との対戦。相手のやりたいバスケットをチームディフェンスで封じ込めることに成功しましたが、個人スキル、身体能力、ミニバス経験の差は容易には埋まらず、敗北という悔しい結果になりました。ただ、試合終了の瞬間まで必死に闘い続ける３年生の姿には心を打たれ、終盤は目が涙でかすんでしまい、プレーがよく見えないほどでした。「最高の負け方ができた」と心から思える幸せな時間でした。試合後にお互いのことをねぎらい合う選手たちの姿、必死で応援してくれた後輩たち、保護者の方々の姿は、WILD CATSの歴史をふり返っても、間違いなくNo.１だと思いました。人数が少ない時もくじけずに頑張ってくれた３年生、今まで本当にありがとう。そして、2008年のクラブ創設から今まで関わってくれた全ての方々に感謝します。未来の世代にも成長のドラマがたくさん訪れますように。